2010-01-01から1年間の記事一覧

出会い系のシングルマザー

<27冊目> 好きなテーマだけど、嫌いな書き方。 筆者の目線なんてルポにいらないし。 知りたいのは、あんたの心情じゃないって思う。幸せになることだって、それを保つことだって簡単なことじゃない。他人によって与えられる幸せなんて結局それまで。求め…

悪魔が殺せとささやいた

<26冊目> 怖い怖い怖い。 昔大好きなシリーズだったんだけどね。女ってか、嫁が犯す殺人が多いような気がする、今回は。前に飲んだ男の子が言ってたんだ。 「嫁が『カオリン事件』がめっちゃ好きで、ネットでめっちゃ情報集めてるねん。」そら、怖いわな…

でっちあげ

<25冊目> なんというモンペ。 被害者とされた男の子の将来が心配。報道する側もそれらを受ける側も、ヒステリックになりすぎるひとが増えたような気がする。あくまで一つの見解ってこと、どうしてわからないんだろう。 校長になったかつての恩師がどうか…

ポロメリア

<24冊目> 私にはとりあえず「エネルギー」はなかったんだと思った。 出口を求めなければ自分を保てないようなそんなエネルギーはなかった。 わかったことで私はたいそう自由になった。 だからなんなんだ。ってことなんだけど。 故郷って大事だ。ああああ…

告白

<23冊目> 本屋大賞を受賞した時に、会社の男の子がさくさくお祝いのお花を手配していたのを思い出す。私はその男の子のことがとても好きで、ああ頑張ってるなって思ったのだけど。後半になるにつれ面倒くさくなった。 なんていうか、あそびがないなーっ…

少女ゾンビ

<22冊目> うん、おもんなかった。 絵は好き。

薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木

<21冊目> とりあえず、記録とか、覚え書きがたいそう苦手なのだということがわかった。いや、自分の話。 でもちゃんとやるよー。上半期終了しております。こんなんで間に合うのか?目標達成できるのか? 既婚者の恋。故意? 実に女臭く途中で辟易した。 …

王国ーアンドロメダハイツー

<18冊目> 祖母と二人で暮らしたことがある。二年程。その頃のことをなんとなく思い出す。あの年代を生き抜いた女の人、独特の匂いが「おばあちゃん」からする。 一緒に野草を採りにいったこどもの頃のことを思い出した。青々しい草の匂いと触れると痒く…

たのしいムーミン一家

<17冊目> わたしにとってはある意味「暮らしの手帖」『シャンデリアの上には、かやをかけました。ーほこりがたまらないようにね。』全く以てその通り。初めて沖縄に行った時、迷いに迷ってこの本を持っていった。ビーチで読もうと思ったのだ。その頃私は…

閑話休題。

めっちゃ時間空いてもうた。読んでいないわけじゃない。ただそういえば読書感想文とか超絶苦手だった。誰がどんな本を読んで、どんな感想を持とうと勝手じゃないかと思っていた。ええと。なんでそれやのに。と思うんやけど。自分の偏りを知りたかった。自分…

ひかりのまち

<20冊目> 夫と「物語においての救い」について語ったあと。「救いのないのが救いだ」っていう私に夫は得意げに笑って言った。「終わりがないのが終わりだ」はいはいジョジョジョジョ。 救いがない状況に安堵してしまうのはいつからだろう。どうせ物語な…

Tiny,tiny

<19冊目> なんてリアルなんだろう!って思ったのはもう23歳の頃でどうにもこうにも「あの頃」には戻れなくて、わんわん泣いた。それ以来、私にとって大切な一冊。簡単なことをわざとわかりにくくまわりくどく語っている、そのやり方にぎゅんときた。そ…

こんな女じゃ勃たねえよ

<16冊目> 「さくらの唄」に続き鬼畜なセックスシーン満載。私はこのデビィみたいな男を好きっていう女も嫌いだし、毛嫌いする女も嫌い。まあどっかしら誰にだってデビィなところはあるってこと。

N.P

<15冊目> とても大切な小説。 いつ読んでも泣きたくなるし、新しい発見がある。この世界は私の理想。私は萃みたいに生きたいけど、風美の立位置なんだと思う。ずっと。「ありんこの観察みたいに、私たちのこと、夏休みの宿題みたいに、見物してるでしょ…

さくらの唄

<14冊目> これもどうしても欲しかった。 後半の展開が怒濤過ぎ。 でもこういうことは案外どこでも起きてることだと思う。規模こそちがっても。最終回が救いに充ちていて好き。 救われるには徹底的に堕ちきらないとね。「なんにせよ楽しきゃいいと思うの。…

奇子

<13冊目> どうしても欲しかった。 奇子がとても悲しい。この時代の閉塞感を私は知らなければならないと思う。生き残ったのがゐばと奇子ってのがね。もうね。

ヴィヨンの妻

<12冊目> 祖母の家には大きな大きな本棚があって、それをただ眺めるだけで私はとても幸せだった。小さな頃から。いい匂いがした。古くて湿ってでも暖かい。私が生まれて初めて読んだ太宰の作品だ。 祖母の本棚の中で知らないタイトルのなか、これだけ背…

仔猫のスープ

<11冊目>本を忘れたので、呑んだ帰りに古本屋で衝動買い。 やっぱ生きてる人間の方が怖い。 ほんで女の敵は女だね。 って思う私もきっと誰かの敵なんだろうなあ。

眠れる美女

<10冊目> とても好き。 とにかく艶かしい。そして生々しい。 15歳で初めて読んだとき、私はこういう館に勤めたいと思った。「眠れる美女」として。 それがダメなら、女将になりたかった。「片腕」も凄く好き。控えめでこってりとしたエロい感じがね。…

風立ちぬ

<9冊目> これまた久々の再読。 空気感がいい。本当に山の匂いがしてきそう。 理想の生活。守ってもらいつつ、たった二人きりで。静かで清らかで。いじらしい女にわたしはなりたい。

猫と庄造と二人のおんな

<8冊目> 面白かった。久々に読んだ。 何といっても言葉遣いがいい。耳が覚えてるってあるんだなあ。登場人物がはっきりと目に浮かぶ。 いやあ、この品子のイヤミっぷりったらない。そら、追い出されもするだろう。猫は天真爛漫で自由気侭な生き物なんかじ…

西の魔女が死んだ

<7冊目> 好きじゃなかった。 私はこどもの問題はこども自身が解決するべきだと思ってる節がある。 おばあちゃまはとても素敵だけれども、どれも当たり前のことだし、彼女がイギリス人である必要がわからない。日本のばあちゃんだって捨てたもんじゃないっ…

どろろ

[rakuten:book:10459606:detail] どろろ(2) (秋田文庫) [ 手塚治虫 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 606円どろろ(3) (秋田文庫) [ 手塚治虫 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > …

三四郎

<5冊目> 実は今まで読んだことなかった。 おかんがとにかくこの「三四郎」なる人物を毛嫌いしていて、「読む必要はない」とまで言っていたから。私の読書の偏狭ぶりは私の性質もあるだろうけど、大いに母の影響もあると思う。 だからか、面白くなかった。…

ダンス・ダンス・ダンス

<4冊目> 再読。なんとなく。 ユキが母親に抱く感情が、私が父親に感じる感情と同じでなんか笑っちゃった。 どんだけ幼いんだ私は。五反田君がどうしてもそれほどいい男とは思えない。なんでも経費で落ちるそんな時代があったんだね。

君が降る日

<3冊目> 微妙。というか軽すぎる。 もっと若い頃に読んだら、それなりに感情移入することが出来たかもしれないけれど、どうも納得できないし釈然としない。 登場人物がみんな綺麗すぎる。もっとドロドロしてるしもっといやらしい。もしかしたらそこをきれ…

Fの記憶

<2冊目> 思ってたのと違った。 書評ではかなり期待したんだけどな。 Fの不気味さが全く生かされてなかったように思える。 好みじゃないと言えばそれまで。

ニシノユキヒコの恋と冒険

<一冊目> 今年最初に読みきった小説。ニシノ君にとてもよく似ている男の子を知っている。一人。とてもいい子でいつも女の子の影がある。この子は愛されることに慣れてるんだろうなと思っていた。最初は。 でも結局、誰かの「特別な男の子」像に自分を当て…

はてな年間100冊読書クラブ

はてな年間100冊読書クラブへ参加させて頂きたいと思います。 マイルール 2010年1月1日から2011年1月1日までの一年間。 100冊の書籍を読む。 雑誌は含まない。小説、ノンフィクションは再読可。 漫画は最新刊発行時以外は、一作品一冊とカウ…

はじめる。

初めましてこんにちは。「お菓子がないならご本を読めばいいじゃない。」そんな子どもだったのです。寂しさも悲しさも喜びも全て指先から始まった。大きすぎる飴玉のようにそれは時々私の息を詰まらせた。覚えていたいと思ったのです。私が指で心に導いた物…